歯医者と聞くと何をイメージしますか?虫歯の治療だったり、ホワイトニングだったり、予防歯科だったり、矯正だったり、人それぞれ思いつくものがあると思います。歯医者にも得意分野があります。その証拠に矯正歯科や審美歯科のように歯科の名前で自分の得意分野を表していたりもします。歯科の種類と得意分野があるということをしって、自分が利用する際の判断基準にするといいかもしれませんね。

裏側矯正って知ってる?

日本人は歯の大きさに対して、顎の大きさが小さいために、歯並びが悪くなる傾向があります。
前歯がガタガタしてしまったり、きれいに並んでいるように見えても出っ歯のように前に出てしまうというケースもあります。
このような口元のコンプレックスがあると、見た目が悪いだけでなく噛み合わせにも問題が出て、きちんと噛めないために消化機能への影響も懸念されます。

そこで、矯正歯科で治療を受けて歯並びを改善するわけですが、従来の方法では、歯の表面にワイヤーをかけるため装置が目立ってしまうというデメリットがありました。
接客業などで、矯正歯科を受けたくても職業上の理由で治療に踏み込めなかったという人もいます。

そのような患者さんのためにできたのが、裏側矯正という治療法です。
裏側矯正とは、その名の通りに装置を歯の裏側に付ける矯正方法です。
歯の表面にはワイヤーをかけないので、装置が見えないというメリットがあります。
見えないと言っても、まったく見えないというわけではなく、近くや大きな口を開けると、歯の裏に何かついているという感じは分かるかもしれません。
それでも、表側に付けるよりは装置が見えにくく、審美性の高い矯正歯科治療であることが分かります。

裏側矯正には多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
歯の裏側に装置を付けることで、舌が当たって痛みが出てしまったり、違和感があるという面です。
痛みや違和感は多くの場合一週間ほどで自然に慣れていきますが、個人差があるためになかなか慣れないという人もいます。

また、ワイヤーなどの装置はオーダーメイドで患者さんのお口の状態に合わせて作られます。
歯の裏側に付けるということは、その分作業が難しくなるので、費用が通常の矯正治療よりも高くなってしまう傾向があるということも知っていきましょう。
裏側矯正を希望していても、すべての矯正歯科で扱っているわけではないので、場合によっては遠方まで治療を受けに行く必要もあります。

矯正歯科では、患者さんの歯並びをきれいにしたいという希望と、装置を見えないようにしたいという願いを叶える治療として裏側矯正を始めました。
裏側矯正にはメリットだけでなく、デメリットもあるということを知って治療を開始しましょう。
歯並びの状態によっては、裏側矯正では対応できないこともあります。
事前に歯型を取るなどの検査をして、裏側矯正ができるかどうか相談してきましょう。